現在のメカニカルキーボードの主流【Cherry社製】スイッチの特徴と個人的な感想も含めレビューします。
その他、kailh製スイッチとレア軸もちょっぴりレビューします。
※キースイッチが同じでもキーボード個体の剛性(鉄板の有無など)やメーカーなどで、タッチは異なります。
Cherryスイッチ軸(レギュラー)
茶軸
個体は【Cherry純正 G80 英語配列 黒色】。
押し下げ圧も軽く、スコスコ打てる軽快な打鍵感です。
ただし、打った後の反発力が弱い感じがします。
割と万人向けの打鍵感なので、入門用にお勧めらしいです。
個人的には、長時間打つと指が痛くなるのでサブ機で使っています。
音は割と大きめです。
メカニカル入門用としては良い選択だと思います。
赤軸が登場してから人気が落ちた感じですかね…。
青軸(Cherry)
個体は【Ducky Channel Ducky Mini】。
おそらく、Cherry軸の中で、一番特徴的なキースイッチかと思います。
打つことが楽しい!とにかく楽しい!
軽快な打鍵感とカチッカチッとした小気味良い音が楽しめます。
惜しむ点はやはりその音。
割と使う場所を選ぶので、職場や同居人がいる環境では使いづらいです。
また、ボイスチャット時にも音が入ってしまうのはマイナスです。
人気のスイッチです!
黒軸
個体は【Thermaltake MEKA-G1】。
約60gという強靭な反発力で、重い分その戻りも早いのが特徴です。
メカニカルにしては、音が大きくなく、安物メンブレンと同じくらいだと思います。
筆者も初めは重くてどうしようかと思っていましたが、慣れてしまえば底打ちせずとも戻りが速いので、撫でるようにタイプすると軽快なタイピングができるようになりました。
第一印象は悪かったのですが、使えば使うほど良く思えてくるスルメの様なスイッチです。
おそらく一番人気がない。
赤軸
個体は【msi ck seriesゲーミングキーボード】。
黒軸の約60gの押し下げ圧を約45gに軽減したのが、赤軸。
メカニカルにしては静音性に優れ、高級感のあるタッチが特徴です。
ただ、オールマイティなのが特徴なので茶軸と同じように万人向けタイプ。
メカニカルにしては、面白味が薄いかもしれない。
ときメモで言うと藤崎詩織(優等生)的イメージ。
人気が高い。
番外編
青軸(kailh)
個体は【Thermaltake Poseidon Z Iliminate】
港ではCherry MXのコピー軸とか言われているスイッチ。
Cherry青軸よりも音が高めに感じるが、打鍵感が劣るわけではない。
Cherryブランドに拘らなければ良いよね!?
緑軸(Cherry)
個体は【Ducky Shine 4 69 Fire】。
押し下げ圧は80gと重いが、それを全然感じないタッチが魅力のスイッチ。
Cherry青軸を重くした感じです。
POSレジやATMのテンキーなどに採用されている工業用スイッチの為レア度は高く、各メーカーの限定版にのみ採用されている模様。
英語配列で全緑軸キーボードは、クーラーマスターのQuick Fireシリーズの限定モデルに採用されている。
クリア軸
途中からクリック感のあるスイッチ。
クリア軸と書いていますが、透明感のあるミルキーホワイトです。
茶軸の押し下げ圧を黒軸並みに引き上げたスイッチです。
クリア軸自体は、秋葉原の千石電商で入手可能です。
黒軸キーボードのキートップ取り換えた際に軸まで引き抜いてしまい、【Esc】キーのみこちらのクリア軸に変装しました。(半田ごて)
感想としては、なんとも言い難いスイッチですね…。
グレー軸(ライト)
個体は【Ducky Shine 4 69 Fire】。
とにかく重いのが特徴。
重いのであまり書くことはありません。
キーボードとして使うのならば、指の力が相当強い方にお勧めです。
あくまで、キーボード向きではないレアなネタスイッチとしては価値があると思います。
グレー軸(ダーク)
個体は【Ducky Shine 4 69 Fire】。
グレー軸(ライト)と同上です。
ピンク軸(Cherry)
Cherry赤軸を静音化したモデル。
個体は『FILCO Majestouch』。
静音性は確か!です。
しかし、メカニカル感や打鍵していて楽しいか?というとそうではありませんでした。
メカニカルというよりプランジャー構造を採用したメンブレンキーボードに近い感覚を覚えました。
静音性が求められる環境でどうしてもメカニカルが使いたい!という時には良いと思います。
その他アクセサリー類
静音化Oロング
メカニカルスイッチの底打ち音を軽減するラバーもしくはシリコン製のアイテム。
キートップの裏側に装着して使用します。
作業時間はフルサイズで。約30分くらい。
茶軸、青軸に対しては静音化効果抜群でした。
ただし、底打ちした際にラバー特有の反発感を感じるので人によっては気持ち悪く感じるかもしれないのと、リングの厚み分だけストロークが短くなりスイッチが入るタイミングが浅くなります。
また、キースイッチの特徴がマイルドになり、メカニカル感が減少するため好き嫌いが分かれるアイテムです。
職場や静音性が求められる場所で、メカニカルキーボードを使いたいときにお勧めです。
メタルキーキャップ
Thermaltake製や上海問屋、ツクモ、中華系ショッピングサイトで手に入るアルミ製キーキャップ。
基本的に【WASD & esc】【矢印キー】、主要【37キー】とかで売っているアイテムです。
筆者もツクモ限定Thermaltake製37キーゴールドキーキャップを買って装着してみましたが、見た目が中米の麻薬王チックになった以外は性能の向上とかありませんでした。
キータッチとしては、ニンテンドウ64のメタルマリオの様にコトコト打てます。
当然のことながら金属製で重みがある分、押し下げ圧は軽くなりスイッチの特性も変化しました。
あくまでも矢印キーとかescみたいな主要ではないキーを彩るアクセントにおすすめのアイテムです。
すべてのキーを金属製にするにはマイナーな中華系ショッピングサイトを活用する必要がある模様。
キーキャップリムーバー(引き抜き機)
キーキャップを引き抜く道具です。
左から、セットについてくるやつ、Cherry純正、ワイヤータイプ。
オススメは一番右のワイヤータイプ。
理由はワイヤーが狭い隙間に入りやすく、キャップ底面に対して均等に力がかかり安定して引き抜くことが出来るからです。
最悪だったのは一番左の付属タイプ。
隙間に入れづらい、キー側面や軸を痛めやすい、グリップしづらいと良いとこなし。
大切なキーボードを傷つけたくなかったらワイヤータイプで作業することをおすすめする。
FILCOからも500円くらいで発売しています。
一部キーボードには付属しているのでラッキー。
まとめ
メーカーや個体設計にも依る部分があると思いますので、ぜひ店頭で試打することをお勧めします。
また、店頭では良いフィーリングでも長く使うと「んっ!?」ということも多々あります。
キーボードは、コンピューターと人間を繋ぐ大切な装置です。
長く使うものだからこそ自分に合ったものをお勧めします。
自分のスタイルにピッタリな一枚を見つかることを願います。
リンク
キーボード|パソコン周辺機器|センチュリー(CENTURY)
http://www.century.co.jp/products/pc/keyboard/
株式会社アーキサイト | スマホ・PCが元気になるメモリ、ドライブ&PC周辺機器
http://www.archisite.co.jp/
DuckyChannel – Keyboards Manufacturer and Computer Peripheral Professional Agent
http://www.duckychannel.com.tw/en/index.html
CHERRY: Innovation at Your Fingertips – Home
http://cherrycorp.com/home/
Tt eSPORTS
http://jp.ttesports.com/
Cooler Master Gaming » Home
http://gaming.coolermaster.com/en/start/
藤崎詩織が万人向け…?
見た目で気にいるけど地獄みるタイプじゃないですか、
やーだー