無垢一枚板のテーブルを購入予定ですが、購入前に一度作ってみた方が所有した時の感じやメンテナンス方法も判るだろうということでDIYしてみることにしました。
樹種は、紫色が特徴的なパープルハートです。
なお、施工時期が冬に当たるため苦労が多かったです。
やるならば、真夏を除く春~秋くらいが良いかと思います。
準備編
木材の購入
木材はヤフオクで買いました。
樹種の選定は、固く木目が特徴的なものを選ぼうと思いました。
ちょうど一円スタートパープルハートがあったので、入札したところ落札出来てしまいました。
送料入れて5,000円未満だったかと思います。
樹種の選び方
素人が出来る加工は、電動機具を使用しても限られています。
それは、場所だったり電動機具が発する騒音だったりするからです。
ということで、なるべくプレーナー掛けされていてひび割れや虫穴(ピンホール)が無い材を選んだほうが加工が楽です。
プレーナーがけされている材でもナイフマークがたくさん付いているものは避けるべきです。
カンナやディスクサンダーがあるならば時間がかかりますが大丈夫です。(カンナは難しい)
また、意外と見落としがちな点として材の【匂い】があります。
【匂い】というと聞こえが良いですが、ブビンガやゼブラウッドなどは【匂い】ではなく【臭い】です。
そんな材をペーパー掛けした日の付近には何とも言えない【臭い】包まれることになるでしょう。
使用器具
・ペーパー#60-#600
・オービタルサンダー
・ディスクサンダー(BOSHE GEX125-1AE)
・刷毛
・ターナー エシャ クラフトオイル
・ターナー エシャ 専用うすめ液
・ターナー アンティークワックス
・防塵マスク
・保護ゴーグル
テーブル脚
テーブル脚はヤフオクで送料込6,000円くらいで無塗装の物を買いました。
SPFで脚をつなげて、SPFトップにゴムインシュレーターを付けました。
SPFはターナーアンティークワックス(チェダーオーク)を塗って古材風にしています。
リバーシブルで使えるように天板は固定していません。
SPFの脚組は強度的に?なので、いずれ強度の高いものにしたいと思います。
作り方
作り方と言ってもペーパー掛けとオイルフィニッシュの作業です。
一部ピンホールを埋める作業もあります。
ペーパー掛け
ディスクサンダーの#60か#80でナイフマークを消していきます。
このときに出る木の粉は、との粉として使うことがあるので取っておきます。
荒削りが終わったら、木材全体を濡れ布巾で拭いていきます。
拭くことによって凹凸した材を毛羽立たせて、次のペーパーの時に取りやすくします。
虫穴(ピンホール)を先ほどとっておいたとの粉と木工ボンドを混ぜ合わせたもので埋めていきます。
混ぜるものは木工ボンド(速乾は良くないので、ノーマルで)以外の物でも大丈夫ですが、塗料が乗るものにするべきです。
オービタルサンダーでフラットを出しながらペーパーの番手を上げてサンディングしていきます。
一つのペーパーの番手が終わったら
濡れ雑巾で拭く
↓
乾かす
↓
サンディング
を繰り返していきます。
マットな感じが良い場合は#240で止めておきます。
今回は、少し艶を出したいので、#400までやりました。
オイルフィニッシュ
ターナーのエシャクラフトオイルを塗布していきます。
油性なので容器は使い捨て、刷毛も使い捨て出来るような安いものが良いかと思います。
容器は100均の和甘味のものを使用しました。(和甘味は別容器で食べました。)
この時、エシャ専用うすめ液を10-20%くらい添加していきますので、それほど量は必要ありません。
※塗布して馴染ませる時間や乾燥時間は、季節・環境によって異なります。
コツとしては木口から塗って木裏と塗っていきます。
塗って5分くらい置いて木に馴染ませてから一つ上の番手でオイルサンディングしていきます。
オイルサンディング後、3分くらい置いてから上すで余分なオイルを拭き取っていきます。
この時オイルが残っているとベタ付きやテカリの原因になるので、しっかり拭き取っていきましょう。
乾燥時間は1日と書いてありますが、2-3日陰干ししないと臭い含め完全に乾燥しないので注意してください。
日向に干すと高確率で木口割れが生じるので陰干しにしましょう。
乾燥したら同じか一つ上の番手のペーパーで2回くらい撫でてケバ取りします。
ここまでで良しとする場合は、これで完了です。
定期的に蜜蝋ワックスなどを塗布して保護してあげて下さい。
2度、3度塗りする場合は、ペーパーの番手を一つ上げてオイルの量少なめで行います。
感想
コツコツ作業する根気があれば比較的容易にできると思います。
製作時間は天候不順&ダラダラ作業で、約2ヶ月掛かりました。
買うとすると小さなサイズですので2-3万くらいでしょうかね。
工具レンタルとかできるなら安く上がるかと思います。
工具購入するなら買ったほうが安いかも!?
ただし、このサイズの製品はあまり無さ気ですが。
自分でDIYして楽しむならオススメです。
ドヤッれますよ~